
暮らしやすい人気の住宅街、西早稲田。東京メトロ東西線・有楽町線の2線利用可であることをはじめ、交通アクセスの良さは申し分ない。
早稲田エリアの代表的な地下鉄駅「早稲田駅」。東京メトロ東西線の沿線駅で、上りは大手町駅や日本橋駅など、ビジネス街へ向かう人々によく利用されている。途中駅の飯田橋ではJR総武線に接しており、東京駅などへのアクセスもよい。
下り方面の隣駅は、高田馬場駅。JR線や西武新宿線と接続しており、とても便利だ。

<東京メトロ早稲田駅>

暮らしやすい人気の住宅街、西早稲田。東京メトロ東西線・有楽町線の2線利用可であることをはじめ、交通アクセスの良さは申し分ない。
早稲田エリアの代表的な地下鉄駅「早稲田駅」。東京メトロ東西線の沿線駅で、上りは大手町駅や日本橋駅など、ビジネス街へ向かう人々によく利用されている。途中駅の飯田橋ではJR総武線に接しており、東京駅などへのアクセスもよい。
下り方面の隣駅は、高田馬場駅。JR線や西武新宿線と接続しており、とても便利だ。

<東京メトロ早稲田駅>
早稲田の地には、学生街のにぎやかさや地の利の良さのほか、樹木や水、歴史に恵まれた好環境という特徴がある。神田川が流れるこのエリアを歩いてみると、活気の中にしっとりとしたたたずまいを見せる場所が多いことが、目や肌で感じられる。

<神田川>
都心に近く、かつ大きな公園がある地には大名の下屋敷やそれに準じる住宅があったことが多いというが、現在の西早稲田もどうやらそのようで、幕末に刊行された地図では徳川慶喜を輩出した一橋家の下屋敷などが連なっていたという。

<戸山公園>
「戸山公園」もそのひとつで、“大名庭園”の異名を持つ回遊式泉水庭園。かつては尾張徳川家の下屋敷であった。別名「戸山荘」と呼ばれていた尾張徳川家下屋敷の広さは、約45万平方メートルもあったとか。現在の戸山公園はその半分以下の広さというから、当時の尾張徳川家の威力は推して知るべしだ。
戸山公園には、23区内で最も高い山・箱根山(44.6m)があり、当時は江戸の市街を一望できたという。しかしながら、庭園の築山として造られた箱根山以外の早稲田は平坦な地形がほとんどだ。こうした歩きやすさも、住宅街として好まれる一因かもしれない。ちなみに現在の戸山公園は、新宿の高層ビル群が借景。スタイリッシュな景観が新しい魅力のひとつとなっている。
東京の文教地区として有名な、新宿区早稲田エリア。早稲田大学のお膝元で、周辺にも学習院大学・お茶の水女子大学・日本女子大学といった名門校が点在している。

<日本女子大学>
エリアを象徴する早稲田大学は、大正9(1920)年の設置。前身である東京専門学校の創立年の明治15(1882)年から130年弱を数える歴史を持つ。政治や法律から文学・文化まで、多彩な分野で多くの著名人を輩出。構内には大学にゆかりある人の名を冠した施設がいくつかあり、一般にも開放されたスポットとなっている。

<大隈講堂>

かつては敷居の高かったフランス料理店だが、いまではずいぶん日本にも店が増え、フランス料理自体がかなりポピュラーなものになってきた。しかしその反面、目も舌も慣れてきて、最初に皿を前にしたときのあの感動が薄れてしまっているのも事実だ。
そんな中、いまも客を喜ばせるフランス料理を提供し続けているのが「キャトル フォンテーヌ」だ。この地にオープンして約18年。早稲田近辺に住む人々はもちろん、他地域からも顧客を呼び寄せる意匠を凝らしたディッシュが評判を呼んでいる。

6種のメーンから選べる週替わりのプリフィクスメニューがあり、オーナーシェフが「消費税が誕生する前のときからずっと値上げしていないんです」という「本日のランチ」もよいが、この店の神髄を味わうなら、やはりコース料理を試してみたい。
この日オーダーしたのは、夜のメニューの「ディナーC」。アミューズから始まり、前菜・魚料理・肉料理・デザートまたはフロマージュ(チーズ)・ドリンクという構成で、それぞれのポーションが数種の中から選べるようになっている。
席についてしばらくすると、さっそくアミューズ、日本でいう“付き出し”が出てくる。この日のは「シャンピニオンに詰めたエスカルゴのガーリックバター風味」。
噛むとマッシュルームの風味に肉厚のエスカルゴ、食欲をそそるニンニクの味が広がり、次の皿への期待感を高めるものになっている。

目を潤すケヤキ並木が道路の真ん中を貫く早稲田商店街。その並びに、イギリスのカントリーサイドから抜け出たような、かわいらしい外観の店がある。この界隈では誰もが名を知るスイーツショップ「アニバーサリー 早稲田店」だ。
エレガントなシュガークラフトとウエディングケーキのデザイナーズブランドとして国内トップクラスの知名度を誇る「アニバーサリー 青山店」の姉妹店。当然ながら、この早稲田店でも目を奪うような美しいデザインのケーキたちがショーケースを彩っている。

数あるケーキの中で最も人気があるものの一つが「ショートケーキ」。ショートケーキというと「ホールサイズを切り分けた、小さいピース状になったケーキ」というイメージがあるが、アニバーサリーのそれは、小さな丸い形をしている。独立型ということは、仕上げの飾りも一つひとつ丁寧に手がけられていることになる。
純白の生クリームに彩られたスポンジ台の上には、宝石のような存在感を放つ真っ赤なイチゴ。美しいコントラストを持つ、気高さまでも感じさせるショートケーキを前にすると、フォークを入れるのがもったいないような感覚に陥ってくる。

もちろん、だんだん眺めているだけではおさまらなくなってくる。思い切って食べてみると、羽のようにふんわりとしたスポンジの食感と、軽い口溶けの生クリームがおいしさの中にやわらかな印象を残してくれる。オーセンティックでシンプルな味わいは、ひと息つきたい午後のお茶の時間にぴったりだ。
地元の名からとったロールケーキ「早稲田ロール」は、姉妹店の青山店および札幌店では販売されていない、この店だけのスペシャリテ。生クリームとカスタードクリームのハーモニーがたまらないこのロールケーキ、ピース状で販売されているものの上部には、生クリームでできたかわいい花が飾られている。
切り売りされているたいていのロールケーキはカットされた状態そのままで販売されているものだが、こうしたちょっとした飾りがつくだけで、気軽なイメージのあったロールケーキが一気に特別なものに思え、いつもよりゆっくりと味わいたくなってくる。

こうしたさりげない気づかいが施されながら、1ピース262円という価格もうれしい。ちょっと何か手みやげを持っていきたいときなどに利用すると、相手方の顔がパッと明るくなることだろう。
平成19年暮れのブーランジェリー「ボワ・ド・ヴァンセンヌ」の開店は、新旧多くの早稲田住人たちに諸手を挙げて歓迎された。新旧の“新”のほうに入るのは、「早稲田でおいしいパンを食べることができる」と喜ぶ人たち。そして“旧”のほうに入るのは「よくぞまた早稲田へ帰ってきてくれた!」と喜んでいる人たち。
そう、ボワ・ド・ヴァンセンヌは20年ほど前、いまと同じようにオーナーシェフの地元・早稲田でパンを製造販売していたのだ。
会社勤めからベーカリー経営へ転じたオーナーシェフは、パンづくりの奥深さに魅了され、機を得てフランスへ移住、現地で修行。2年後の帰国の際には、縁あって、水や空気の美しい岩手県盛岡市で新店舗をオープンした。
北の地で十数年親しまれたのち、懐かしい早稲田の地へ舞い戻り、フランスの伝統的なパンを提供する店・ボワ・ド・ヴァンセンヌを開店。以前からのなじみの人々はもちろん、遠方のパンフリークたちも噂を聞きつけ、足しげく通っているリピーターとなっているという。

ボワ・ド・ヴァンセンヌが人気を集めている理由は「現地で食べられる味そのままのパン」「材料を厳選した安心できるパン」にある。フランス仕込みのパンは、本国の伝統にのっとり、生地を長時間発酵させてしっかりと焼き上げている。噛むほどに小麦粉の風味を楽しめる、食べごたえあるフランスパンだ。
また、パンの命ともいえる小麦粉には、国産の「南部小麦」を主体に使用。本来はパン向きではない小麦粉なのだが、「風味がよいですし、何より農薬の心配がないので、安心して召し上がっていただくためにも調合を工夫して使い続けています」とオーナーシェフは語る。
そんな安心・安全のボワ・ド・ヴァンセンヌで、気になるパンをいくつか購入してみる。まずは、小麦粉と塩・水・天然酵母のみで作られる「バゲット ルヴァン」。ボワ・ド・ヴァンセンヌが「パリの街角で売っているものと同じ味のするフランスパンです」と胸を張る、自慢のパンだ。

オーナーシェフが現地で学んだ「生地をよく発酵させる」という伝統的な製法をかたくなに守り続けるバゲット ルヴァンは、しっとりとしたクラム(内側の生地)にパリッとしたクラスト(皮)のコントラストが印象的。酵母とする自家製サワー種ならではの軽い酸味が後を引くおいしさだ。サワー種は、フランスに渡る前からこの早稲田で使っていたものを掛け継ぎしつつ使っているのだとか。こちらも同店の“伝統の味”といえそうだ。
土曜以外はバゲット ルヴァンと入れ替わりに焼かれる「パン・ド・カンパーニュ」(火曜・木曜・土曜のみ製造)のやフランスパンのレシピが印刷された包み紙に入ったバゲットは、まさにフランスの街角でよく見られるアイテム。現地へ行ったことのある人ならば、バッグからのぞくその姿を懐かしく思う人も多いだろう。


辛いものが好きな人なら、ぜひ一度は足を運びたいカレーハウス「メーヤウ 早稲田店」。タイ北部の味を提供しており、料理に爽やかな香りを添えるミカンの葉「パイマクルー」がカレーに載っていたり、青唐辛子をナンプラーで漬け込んだ「ブリックナンプラー」がテーブルにあったりと、 本国の味を楽しめるレストランとして人気が高い。
タイ風のグリーンカリーやレッドカリーは、現地を訪れたことがない人でも食べておきたい逸品。インド風のカリーもあり、激辛のチキンカリーからマイルドな野菜カリーまで、好みに応じて選べる。ほかには、数量限定の「まろやかメニュー」と称した料理も。「メーヤウ風ハヤシライス」「メーヤウ特製マイルドカレー」「メーヤウ特製甘口カレー」は子どもでも楽しめそうな、やさしいテイストだ。
ドリンク類には、タイの「シンハー」やシンガポールの「タイガー」、インドネシアの「ビンタン」といった輸入ビールもラインアップ。よりエスニックなムードの食事を楽しみたいときは、カレーとともに注文をするとよいだろう。
メーヤウ 早稲田店
東京都新宿区馬場下町18-9 秋山ビル2F
03-5273-3770
11:00~22:00(L.O.は21:45)
日曜休
カリー(各種)…750円
輸入ビール(各種)…600円
コールスローサラダ…150円
自家製ココナッツアイス…200円
http://maeyao.com/
早稲田大学南門に面した地に建つ「高田牧舎」は、明治38(1905年)創業の、早稲田界隈きっての老舗レストラン。当時はこのあたりに放牧場があったので“牧舎”の名がつけられたという。それに伴い、店舗もミルクホールとしてスタート。現在はフランス料理なども扱う高級洋食店として親しまれている。

1世紀もの歴史を感じさせるノスタルジックなムードの店内では、時間がゆっくり流れているような錯覚をおぼえる。客層には早稲田大学の教職員が多く、アカデミックな雰囲気も漂っている。
おすすめのメニューはカレーライスなど。昼であれば、ランチ類も試してみたい。エビフライやポークソテーの盛り合わせなど“これぞ王道の洋食セット”とでもいうような料理は、味だけでなく、見た目にもこたえられないものがある。
なお、メニューには牛乳もしっかり健在。創業当時の店舗は空襲で焼けてしまい、いまはもうミルクホール時代の面影は感じられないが、往時の雰囲気を想像しつつ、食事のあとにでもゆっくりと飲み干したい。
高田牧舎
東京都新宿区戸塚町1-101
03-3202-2376
11:00~20:00(L.O.)
日曜・祝日休
カレーライス…660円
Cランチ…1,000円

店内の吹き抜け部分に枝を広げる大きな木がくつろぎの雰囲気を醸し出している「カフェ コットンクラブ」。昼前から明け方まで通して営業している、使い勝手のよいカフェだ。1・2階ともにバルコニー席があり、早稲田通りを眺めながらのティータイムは、かなりの居心地の良さと評判だ。
映画にでも出てきそうなしゃれたムードに気を引かれがちだが、出てくる料理は学生のまち・高田馬場らしく、かなりの大盛り。喫茶やバーでの利用だけでなく、しっかりと食事ができるところがうれしい。イタリアンを中心とするフード類のほか、つまみ・アルコール・デザートまでそろう幅広いメニューのラインアップは、ひとりでフラリと訪れても、大人数の宴会・パーティーで利用しても、大いに満足できるはずだ。
地下フロアには楽器類が並んでおり、ときおりジャズコンサートなどが催されている。ホームページにプログラムなどの詳しい情報が掲載されているので、店へ向かう前にチェックをしておくとよい。
カフェ コットンクラブ
東京都新宿区高田馬場1-17-14
033207-3369
11:30~5:00(15:00まではランチタイム)
無休
ピッツァ・マルゲリータ…1,050円
あさりのガーリックソース炒め……777円
ランチ(フリードリンク込み)…1,000円
http://www.intro.co.jp/cotton/

“タクシーがエンジンを止めて停まっている飲食店にまずいところはない”というが、そうした乗務員たちもひいきにしているのが、黄色い屋根が目を引く「わせだの弁当屋」、通称“わせ弁”。早稲田大学正門近くの並木通りにある、ボリュームの多さが身上の弁当屋だ。朝から深夜まで営業している便利さもあり、近隣を根城とする大学生たちも行きつけの店にしていることは言うまでもない。
80種前後あるメニューの中で人気を集めているのは、以前はメニューに載っていない“裏メニュー”だった“ギョーカラ”など。ギョーカラとは「餃子」と「唐揚げ」の入った弁当のこと。餃子は揚げられており、唐揚げとともに存在感たっぷり詰め込まれている。店名と同じ省略でおなじみの「早稲田弁当」(ワセ弁)は、串カツやナスの炒めものなどが入った、これまたバラエティー豊かな一品。若い男性でもお腹いっぱいになってしまう盛りだくさんの量なのに、注文してすぐに出てくるのがうれしいところだ。
われこそ大食らいだと自負する人は、名前からしてたじろぐ“スポ弁”“パワ弁”(いずれも通称)などを食べてみてほしい。ほかにも「ドカ弁」など、何が入っているのか、そしてどのようなボリュームなのかを、ぜひ店頭で確かめてみてほしい。
わせだの弁当屋
東京都新宿区早稲田鶴巻町533
03-3203-2734
6:00~2:00(日曜・祝日は8:00~)
無休
ギョーカラ…350円
早稲田弁当…480円
ドカ弁…450円